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手刺繍 / キリル文字・母子像 / 中央アジア(1981年)

¥16,500

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「彼女と子、花とともに」
ソ連統治下の中央アジアで綴られた、温かな母の愛。



1981年、ソ連支配下の中央アジア。

人物を描いたこの刺繍布は、中央アジアの伝統的な刺繍であるスザニの技法で作られています。

スザニと呼ばれる刺繍は、女の子が生まれた日から、母親が縫い始める嫁入り道具。
娘が成長するにつれ縫い方を教え、結婚までに完成させて持たせる、母から娘への愛の記録です。

幾何学模様が一般的ですが、こちらは人物を配した珍しいパターン。
女性の服も豹柄のような、現代的な柄で表わされており、
これは「ソビエト・スザニ」や「ピクトリアル・スザニ」とも呼ばれる、
極めて珍しい絵画的な表現が特徴です。

布に刻まれた文字はキリル文字。
1940年にソ連がウズベク語の表記をキリル文字に統一したため、
この時代の布にはキリル文字が刻まれています。

その言葉は「彼女と子、花とともに」。

三人称で語られたその言葉は、娘と孫を思いながら針を刺した、
おばあちゃんの祈りなのかもしれません。

ソ連統治下で、民族的な文化が形を変えざるを得なかった時代。

1メートル近い大判の布に、失われていく伝統技術を駆使して、
一針ずつ進めた一枚だったのでしょう。

どんなに文化が変わっていっても、子や孫を思う母の思いだけは変わらない。

中央アジア温かな家族への愛が、時代を超えて手元に届くような、そんな一枚です。




◾️コンディションについて

時を経て少し褪せた地布の風合いは、中央アジアの乾いた風や、
代々受け継がれてきた時間の重みを感じさせます。

半世紀近い時を経たヴィンテージ品のため、シミや経年による
風合いの変化が見られます。

それも時間の積層だと、感じていただけましたら幸いです。




◾️飾り方の提案

タペストリーとしてシンプルな白い壁に飾るだけで絵になります。
額装すれば、歴史的資料としての品格も感じさせられます。

布自体は薄いので、カーテンとしてのご使用も可能です。


◾️サイズ
長さ:95cm
幅:79cm〜82cm

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